アキバのつぶやきBlog
2024.10.20
人を変えることはできるのか?
人と対面する時、意識していることは、人の考え思いを変えようとする言葉を発しないことです。よくあるのが、反論であったり示唆であります。「こうした方が良いよ」とか、「それは間違っていますよ」という言葉がそれにあたります。人は、各々にアイデンティーといいますか、持論をもって生きています。
ビジネスで考えますと、マーケットインかプロダクトアウトのどちらが正しいのかということになりますが、どちらが正しいということはなく、仕事観に左右されるのではないかと思っております。自分が良いと信じる製品やサービスを必要としている顧客はどこにいらっしゃるのかを探索すればいいし、逆に顧客のニーズやウォンツを洞察して、それに適合する商品やサービスを創造するのでもいい。
どちらにしても、相手を変えることに注力するのではなく、こちらが創造し変化していくことを前提としているところにポイントがあると思います。そこで私たち零細不動産業者としてどう仕事を設計していけばいいのか考えてみました。
不動産の売却や購入は、ブランド力があり安心感のある大手の会社に依頼する気持ちの強い顧客は、我々がお世話するお客様ではないと定義し活動していくのか、また、顧客が求めている売却・購入のあり方はどのようなものなのかを、日々喧々諤々と話し合い創造し、それを提供していく仕事を我々の仕事とするのかが考えられます。
現実的に考えますと、大手嗜好のお客様を対象外とすることで、零細不動産業者が効率よく生産性の高い仕事が実現できる近道のように思います。ただ一番悩ましいのは、顧客が抱く嗜好が人それぞれであるということです。大手嗜好でないお客様かどうかを見極める洞察を、どうすれば得とくすることが出来るのか、日々研鑽するしかない・・・。