アキバのつぶやきBlog

2024.10.26

ダイナミック・プライシング

 ダイナミックプライジングというのは、製品やサービスの需要に応じて価格を調整する仕組みです。需要の​高い​時期は​価格を​上げる​ことで​単価アップと利益の向上に​役立て、​需要の​少ない​時期には​価格を​下げる​ことで​購入率アップに​つなげられることにより、売り上げが全体的に上げることが期待できると言われています。旅行シーズンにより、宿泊代金が上下する現象が分かりやすいです。お盆や年末年始は宿泊代は高騰します。

コンサートチケットでもそのような現象が出ていると聞いたことがあります。グリーンデイのオーストラリア公演のチケット高騰を受けて、同国ではダイナミック・プライシングを禁止する動きが政治問題となっています。このような消費における価格設定は、人気のエリアや需給のバランスの偏りの多い地域あるいは、売り出し時期の違いによる不動産の価格設定に似た面もあります。

私事ですが、ずっと応援してきている日本のロック歌手のコンサートチケットを手に入れるには、公平な抽選となっています。ここ数年見事に落選が続いていて参加できていません。もし、価格の設定によってはいける可能性が高まるのでしたら、そのような値付けに参加したかもしれません。一方で同じライブなのに価格に変動があるというのは、不公平やシステムへの不信感が生まれるとよく言われます。何事も、メリットとデメリットは必ずあるもので、致し方のないもの。

不動産の場合は、その土地と同じものが世界には存在しないそれそのものですので、そのような不公平感は起こらないでしょう。

これからは、不動産業界もビッグデータ解析が進みAIの進化により、最適な売却時期が査定を依頼した即時に提示できる時代がくるのではないでしょうか。なんだか、わくわくすると同時に、不動産営業マンにとっては活躍の場がだんだんと奪われていくのかなぁと危惧しております。

コメント

コメントフォーム