アキバのつぶやきBlog
2024.11.30
先送りと元気なお母さん
以前から気になっていた空家がございまして、たまたまお隣にお住まいの方が、庭先でお花の手入れをされていたので、「お隣のお家はずっと空家のようですが、何か気になることないですか?」と、お声掛けしました。
すると、気さくに「火事が起こったらと思うと心配で、市役所に相談に行ったことがあるのよ!」とおっしゃいました。
「火事って、放火ですか?」と聞きました。
「違うのよ、落雷で火事が起こることがあるでしょう!」
なるほど、そういう出火の原因もあるなぁと感心し、それから他愛のない会話を交わしました。
お歳を聞きますと、84歳との事で、現在はグランドゴルフや、畑仕事をしているとの事。外観もお若く見えましたし、会話の受け答えもしっかりされていて、聴力も私と何ら変わりませんでした。また、若いころはお仕事をずっとしていたらしく、趣味では俳画をしていて、師範の免状もとったとの事でした。
今振り返って我が人生に悔いはなしとの事で、やりつくしたという感じで幸せだと満面の笑みでした。若いころから、思い立ったらすぐ行動するタイプだったようです。とても明るく朗らかにお話しできるのは、そのような前向きなご性格なのだろうと思いました。
最後に「天からのお迎えだけが、なかなか来ないのが不満なのよ」と、笑いながらホースで庭の花木に水をやっておられました。
初老の域に入った私ですが、何事も億劫がらずに、趣味や仕事など新しいことに取り組んでいきたいなぁと、元気なお母さんと会話してつくづく思いました。解らないからやらない、難しいから放置する、やったことがないからスルーする。こんな繰り返しでは、成長は覚束ない。
何事も先送りすることなく好奇心をもって、果敢に挑戦することで、今日のお母さんのように毎日が健康で活きられるのではないかと思うのでした。