アキバのつぶやき

2025.02.01

夢と期待

 夢を持てと若いときに先輩や上司からよく言われました。その時は、夢!そんな悠長なものあるわけないやん!なんてよく嘯いていました。それよりも、目の前のタスクを処理することで精一杯でした。だから、計画というものを立てるのが苦手であり嫌いでした。計画をいくら立ててもその通りにならないのだから、それを考える時間がもったいないという気持ちでした。

今となってはなんと馬鹿げた愚かな考えだったのかと、思えてなりません。結局のところは自分の力を信じていなかったからが原因です。自分には自分が望んだ目標を達成する実力はないのだという前提があったがために、目標管理が嫌いでしかたなかったのでしょう。達成できなかった時の落胆と失望感を考えますと、あえて目標は設定したくないという感情が強くあったのだと思います。

振り返りますと、大きな過ちと損失を生んでいたのではないかと思えてなりません。挑戦する勇気と継続する胆力が、身につくことなくただ単にその時その時の情勢に対応していく、一種のロボットのような仕事の仕方をしていたと思います。

長い時間はかかりましたが、そのような意識で仕事をしていては、社会にや周囲に大きな貢献をもたらさないということが実感できるようになりました。もっと早くに気づくことができれば、人生も大きく変わっていたのでしょうが、読書と同じで事後性が強く、いくら他者から忠告を頂いていても自覚できなかったのでしょう。

ですので、後悔するのではなく今から改めて、しっかりとした目標と目的を定めて、為さねばならない仕事を為していくことに意識を集中していこうと思います。何事にも期待せず、ただただ目標に向けて淡々と他人に頼ることなく、自己の思考と行動力で前進していこうと思うのでした。

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