アキバのつぶやき

2025.02.04

外部の研修制度は必要か?

 本日は、休日でしたが面談のアポイントがあり出社しました。二件ございましたが、私よりもずっと若い営業パーソンで、私の息子と同じ世代の方です。フレッシュ感がありとても楽しい時間を過ごすことができました。

面談が終わり、私の社会人ほやほやの若き頃を思い返しました。営業職として初めて就職した会社は、新人社員は外部の研修を受ける規定がございました。自社の上司が研修するのは、OJTで行うのが通常で、先ずは外部の研修会社の方が、社会人としての礼儀なり、名刺の出し方なり、初歩の動作や服装などの身だしなみについて、結構細かいところまで教え込まれました。

期間は1週間だったのか、三日間だったのか、40年前の今となっては記憶が定かではございませんが、ビジネスホテルに軟禁状態で、夜も外出禁止だったた記憶がございます。参加人数は百人近くいたと思いますが、10名弱のチームに分けられて、チーム内で初回面談の動作や、商談になった場合のアプローチトークのロールプレイングをしたりして、良かった悪かった点をディスカッションしていました。また、チームに出された課題に対して、今では見ることのないA2判の模造紙に、マジックで対策を描きだしたりして、全員の前でプレゼンするということもありました。今ではパワーポイントなどのツールなどを使ってスマートに行うのでしょうが…。(笑)

今思いますと、そのような外部の方の研修を受けることで、いつもと違う教えを吸収できましたし、研修を受けたことで先輩の仕事の仕方などと比較することができ、客観的に自分の営業スタイルの巧拙を検証することができたのではないかと思えてなりません。同じ社風といいますか空気の中で仕事をしている方の研修も必要な部分はあるかと思いますが、それでは新鮮な気づきは得にくいのではないかと思います。マンネリ化することで、企業は衰退の一途に向かうといわれています。

人で考えましても、同じ血の流れを受ける者で交わって生まれてくる子孫は、遺伝的に不具合が生じる確率が高くなります。企業も社会の公器として考えますと、違う血の流れを入れ、他の業界や部外者の考えを注入することで、組織が活性化されるのではないかと思うのです。

人も企業も新陳代謝を旺盛することが必要だなぁと思いました。

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