アキバのつぶやき

2025.02.16

事実判断と価値判断

 仕事をしていくうえで、客観性と主観性の両面で物事を判断する思考システムを習慣としたいと思っています。どうも、客観的事実から自分の嗜好するものへと事実を捻じ曲げて解釈する思考の癖があります。これでは、自己本位となり、間違った判断をしてしまいがちです。

先日、ニュースを見ていますと就職氷河期世代というジェネレーションがあり、40,50代の会社員がそれにあたるとの事です。現在の新卒さんは、初任給が30万円という企業が続々と出てきて、給与の環境は改善されて羨ましいと思われています。マスコミの報道では確かにそうなのでしょうが、果たして新卒社員さんは、幸福なのでしょうか。昨今はお米騒動もあり物価高騰が続いており、また住宅の建築コストも高騰しています。ですので、初任給が上がったといったところで、就職氷河期世代と同じく高額初任給世代もマイホーム取得率は低位を維持するのではないでしょうか。

マスコミやSNSの情報を鵜呑みにして価値判断してしまう思考停止状態に慣れていると、本質を見る力が養うことが出来ません。この世の中、絶対的な正解は無いので、自分なりの見識とか解釈を持つように努力することが、益々大事になってきていると思うのでありました。

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