アキバのつぶやき

2025.02.27

説明のスタイル

明日で2月が終わります。月日が経つのは、年々早く感じてなりません。光陰矢の如しといいますが、言葉だけに酔っていてはいけません。為さねばらないことを為すのみで、行動に始まり行動に終わる、そんな日々を過ごしたいものです。

日々、営業の業務に従事している身としていつも思うことがございます。それは、お客様の所に何度訪問しても、成約に至らないまた、成果を得ることができないことが、日常茶飯事だということです。訪問すれば訪問するだけ、成果を得ている営業パーソンは存在しないでしょう。そこで、その現状をどのように解釈して、他者に説明するスタイルをとるかが大切と思っています。

つまり、営業は嫌だ!辛い!辞めたい!と転職や転属していく人は、この状況が永久に続くものというスタイルで、現状を説明しようとします。また、営業とはそういうものだと定義します。そうしますと、無力感を学習することになり、やる気が失せて日々の仕事に楽しみや、やりがいを感じることができません。

一方で、営業とはそう簡単に成果を得る仕事ではないのだけれど、いつか必ず努力するば成果を上げる頻度を高めることができる仕事だと説明するスタイルをもっている営業パーソンは、断られた経験を糧としてやる気につなげていくのです。要するに、何事も自己の思い通りにならないことを、普遍的にとらまえるか、限定的にとらまえるかの違いです。

つまり、限定的だと思い込ませ、行動によってその不都合を回避できる経験をさせることができれば、人は無力感を脱することができるということです。

4月から新社会人さんが、不安と希望の交錯した気持ちでそれぞれの企業に入社されます。初老に入った社会人の端くれとして、明朗闊達、溌溂颯爽と仕事に従事できる新人さんが一人でも多く輩出できるよう、これからも尽力していきたいものです。

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