アキバのつぶやき

2025.03.04

梅の花

昼食を頂いているときに、何気なく自宅の庭に目を向けたとき、白いものが目に入ってきました。何だろうと思い、窓際に近寄りますと、数年前に台風で倒木した梅が、白い花を咲かせています。添え木をして何とかもちこたえてくれて、今に至ります。生命力はなかなかもって力強いと感じます。

白い花を眺めていながら、花と実はどういう関係で成り立っているのかという意識に向かいました。その理由は、先日の法事の席で、親戚の家で梅酒を作っている話が交わされたのを思い出したからです。それは、「梅の実が全くできなかったので、梅酒が作れなかった」という会話です。

「どこに原因があるのかわからないが、年によって梅の実が成るか、成らないか年によってバラバラだ」

私としましては、同じところに昨年と変わらず存在している梅の木が、その年の何かの変化によって、実をつけるかどうか変わるということに、不思議さを強く感じていたこともあり、ふと庭の梅の白い花を見て、あれ!一体どっちが先で実がなるのか?という疑問が沸き起こったのです。

冷静に考えますと、花が咲いてその後に実がなるのが自然ですよね。調べますと、梅は五月下旬に実をつけるとのことです。ということは先の会話は、昨年の5月以降に実がならなかったので、おっそ分けできる梅酒が、今年はないということだったのでした。

この認識から得ることは、仕事も時間的に間といいますか、タイムラグがあるのだということです。行動した後に、すぐに成果を求めようとせっかちな気持ちで仕事に取り組むのではなく、長期的視点をもって人のためになることは何であり、それを為すべきものはどういう仕事とかと見定めなければなりません。そして、その中から効果が最大化できる仕事を設計し、創造していこうと思うのでありました。

果たして我が家の梅は、五月に実を成すのでしょうか?

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