アキバのつぶやき
2025.03.27
更地渡しがいいのだろうか?
ご相続された不動産をどうしたものか?と、ご相談いただく件数が増えてきました。相続登記が義務付けられ、相続に対する考え方が変化してきたのでしょうか。以前は、相続後3年は現状のままという感が強くございましたが、最近ではそのような風習は薄くなってきたように感じます。固定資産税の支払いや、周辺への悪影響を考えると、早期に売却して気分的にも資産的にも楽になりたいと思われる方が増えてきたと思います。また、一方で思い出がつまった実家だからという事で、今後も維持管理しながら所有していくという方もいらっしゃいます。経済的に裕福なご相続人様は、後者を選択される傾向が強いと感じます。
そこで、相続した不動産に限らず、居住中の自宅を、家庭の事情で売却をすることになった場合はどのような状態で引渡しするのが、所有者にとっても、購入者にとっても良い結果をもたらすかと色々と検討して参り、一つの光明を見出すことが出来ました。それは、所有者が現状の建物を解体し、更地にしてお引渡しするという形態を選択するという事です。もちろん、築浅の物件ではナンセンスですが、築25年以上の建物であれば、更地にして売却するほうが、購入者にとりましてもメリットがございます。それは、資金計画が立てやすいという事です。現状のままですと、更地にするための別途解体費用がどれだけかかるのか、購入者の方で算段しなければならないので、面倒な部分が残ってきます。逆に更地渡しですと、それを考えることなく新築の計画に集中できるので気分的にも楽になります。
そういったことから、私は建物の状況にもよりますが、更地にして売却する方法を提案することにしております。ただ一つ注意が必要なことは、抵当権がついた建物を解体するケースです。事前に抵当権者の承諾を取得しておかないと、大きな問題となります。
つくづく不動産取引とは、スリリングで奥深い仕事で、自己の能力向上にどこまでも拍車をかけなくてはいけない、やりがいのある仕事だなぁと心新たに戒めを与えてくれます。