アキバのつぶやき
2025.04.10
杉から桧へ
木造住宅に使う木といえば、桧が王様です。硬くて反りが少ないので、大工さんが作業しやすいと、住宅営業の駆け出しのころ先輩から教えてもらいました。一方で杉の木は、含水率が高くやわらかい。大工さん言葉で言いますと、「あばれる」といわれています。家の耐久性を保持するには向かない理由がここにあります。ただ、杉は内装材に使いますと、味のある風格を醸し出してくれますので、意匠性に富んでいます。人も材料も、適材適所というのが、肝心ということですね。
人ということで、人手不足で倒産する企業が増加していると、ニュースで見聞きします。一時は、コンピュータが、AIが、我々人間の仕事をとってかわる時代が来ると、揶揄されてきました。しかし、現実は働き手がいなく、経営を圧迫しています。どうしてこう未来予想は大きく外れるのでしょう。その時その時に、ニュースに、記事にしようとするマスコミの、プロパガンダなのでしょうか。
そんなことから、中年をすぎて初老の域に入ってからの私は、未来を憂うぐらいなら、今をどうすれば楽しく、逞しく生きることができるかを考えるほうが、一度きりの人生を有意義に生きることができるのではと思うようになりました。最近、どことなく気分が軽やかに感じるのは、それが一つの原因かもしれません。
それと、最近気がついたことがあります。日中、どうも鼻水が止まらなく、かゆみを感じるようになりました。30歳以降スギ花粉症の症状は、ほとんどなくなったので、今年もスギ花粉のピーク時でもへっちゃらで仕事をしていました。ところが、ヒノキ花粉が飛散するこの時期になって、症状を感じるようになりました。いつからヒノキ花粉にアレルギー反応するようになったのだろう?
人とは、誠に不思議な存在です。何事も執着せず、太平楽で生きていきたいものです。