アキバのつぶやき

2025.04.24

薔薇の蕾

 山登りに行く以外の休日は、一人で過ごすことが多い。大勢の人の中で時間を過ごすのは、苦手です。静かな空間であれこれと妄想するわけではなく、読書かDVD鑑賞に時間を使うことが好きです。ネットフリックスではございません。あくまでレンタルDVDです。どうも私は、サブスクリプション型の消費が好きになれません。どれだけ見ても同じ料金ということは、一切見なくても料金を支払うということです。自分が観たい時に観たいものを観るということに固執する質です。

 サブスクリプション型の消費は、自分の気分に関係なく物事を強制されているように感じるのです。たくさんの選択肢が用意されており、自由に選択で便利なのでしょうが、私にとりましては、自由を奪われている感じがしてならないのです。毎日毎日、映画を観たいと思うことはないので、観たいものがなくても強迫観念が働き、観ないと損するというセコイ感情が、私の根本にあるのでしょう。

 ということで、「市民ケーン」という古いアメリカ映画を、レンタルDVDで観ました。あらすじは、こちらを参照していただければ幸いです。この映画を鑑賞しようと思ったきっかけは、トランプ大統領のお気に入り映画の一つだと、知ったからです。どこの何が、かの国の異端児大統領が好きなのかと好奇心をそそられました。

 主人公の若かりしころは、トランプ大統領本人の人生とかぶるシーンも少しありました。しかし、トランプ大統領のイメージからは、ピンとこない内容に感じました。どこに彼は魅力を感じたのか、私にはさっぱりわかりませんでした。やはり脳みその回路が違いすぎるのだろうとしか、思えませんでした。
 
そして、私が唯一感動したのは、主人公が死ぬ前に発した最後の言葉は、幼少の時にいつも遊んていたときに使っていた、そりの裏板に印字されていた文字でした。 人生の最後は、楽しかった時の記憶を、蘇らせるのか。そんなことを感じた映画でした。

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