アキバのつぶやきBlog

2025年01月

2025.01.31

世の中値上がりばかり!

新年明けて早いもので、 明日から2月です。また当たり前のごとく、2月28日しかございません。光陰矢の如しです。一方で物価の上昇もあれよあれよと、上昇しています。私は、数年前から一人でスーパーに買い物に行きます。自分が食べたいものを自分で買いたいという衝動に駆られて、今となっては習慣となっています。だから、日用品や食品は値上がりばかりしているというのが実感として身に染みて感じます。ところが、自分では体験しないところでも値上がりが続いているものが世間にはたくさんあるのではないでしょうか。

その一つとして、火災保険料がございます。私は二十数年前に35年の火災保険を一括で納めましたが、今ではそのような長期の火災保険は存在しません。10年が最長です。記憶ではその時の保険料は50万円以上しなかったのではないかと思っております。(記憶違いでしたらすいません)

昨今は被害の内容が甚大であったり、老朽化している建物が増え、その損傷に保険が使われているのが原因の一つと言われています。同時に資材の高騰で修理補修費が増額しているのがあるのでしょう。そうしますと、これから新築を計画されているお客様にもその影響は降りかかってきます。

デフレ経済に長くつきあってきた私たち日本人は、この値上がり社会に戸惑っている人が多くいるのではないでしょうか?インフレ経済では明日より今日の決断が必要となります。逡巡していては機会を損失します。

デフレ経済では逆に意思決定を遅らせるほうが得を享受できました。どちらかが人にとって幸福を感じるのでしょうか?デフレの時代にはインフレが幸福を呼ぶといい、インフレ時代には物価下落のデフレが住みやすいと感じるのではないでしょうか。人は、基本的に無い物ねだりといったところなのかもしれません。

ということは、どんな状況になっても、「心ひとつの置きどころ」に尽きる、私です。

2025.01.30

ドクターイエロー引退

昨日をもって、JR東海のドクターイエローが引退しました。見ると幸福を呼ぶと言われ、鉄道ファン以外でも人気を博しました。じつは私、7年前だったと思いますが、新大阪駅のプラットホームで見たことがございます。素早くスマフォで写真を撮り、鉄道好きのお客様のお子さんに、写真を送ってあげたのを覚えています。幸福を呼んだかどうかは、今元気でお仕事をさせて頂いているので、そうだったのだろうと思います。

高度な技術を搭載したドクターイエローの車内には、マスコミのカメラもなかなか入れないぐらい、セキュリティが厳しいと聞いたことがあります。走行の安全確保と維持のために、最先端の技術で作られた車両だったからなのでしょうか。過去の新幹線事故を振り返りますと、多大な貢献を果たしくれました。本当にお疲れ様です。西日本のドクターイエローは2027年に引退が決まっているようです。

まだ、2年間ございますので、もしかしたらもう一度見れるかもしれません。この頃は新幹線を利用した出張の仕事はほとんどございませんので、沿線を車で走っている時に見るしかないのかなぁと思うと、ほとんど見れない確率の方が高いと思います。それこそ、見ることが出来れば、大きな幸福を呼ぶこめると思いますとワクワクしてきます。

人も物もそれぞれに役割というものがあり、それを全うすることで周囲からの称賛の声をいただけるのでしょうね。私も、老朽化の域に入ってまいりましたので、ドクターイエローのように現在の仕事で、社会に企業に貢献できるよう、日々研鑽していこう。

2025.01.28

建築計画概要書ってどこにあるのか?

 既存住宅の売買の媒介を行うときは、現在の建物が過去にどのような内容で建てられたかを調査することが大事となります。
「建築基準法では、建物の建築等を行う際には、工事に着手する前にその建築計画(建物の設計等)が建築基準法の規定に適合しているか、建築主事の確認を受けなくてはならないとしています。これを「建築確認」といいます(この建築確認業務は、建築主事のほか指定確認検査機関が行うこともできます)。」:スーモ様のサイトより引用

よく言われている建築確認申請というものです。これは、一般に公開されずに建築主に交付されるもので、大切に保管してほしい書類です。それとは別に、一般の方でも閲覧できて写しを交付してもらえるのが、建築計画概要書といわれるものです。役所に行けば簡単ん入手でき、今ではパソコンを操作るだけでプリントアウトできます。ですので、窓口で職員さんの手を煩わせずに入手できる特定行政庁が増えてきました。

枚方市の場合は特定行政庁ですので、枚方市役所の別館に行けばいいのですが、アキバホームが力を入れているエリアであります、宇治市、城陽市等は、京田辺市にございます山城北土木事務所に出向くことになります。うっかり枚方市の感覚で各市役所に行きがちです。また、古い建物ですとそもそも概要書が存在しない場合があったり、完了検査済を受けていない物件もございます。ない場合は、計画通りに建築されたという証明性に劣ることになります。

一つ一つの建物には、それぞれの過程を踏んで存在しているのだなぁと思いますと、直ぐに取り壊して新築するというスクラップ&ビルドという事業に疑問を抱くことが少しある今日この頃です。

2025.01.27

苦しまぎれ

 本日、フジテレビ首脳陣の記者会見が行われております。つまらない質問がありますが、答弁を聞いておりますと、どうも経営陣は苦しまぎれの応答だなぁという感想です。何だかんだ言って、被害者のプライバシーや人権侵害を盾にとった会見の流れです。こんな会見を行って、被害者の女性は救われるのでしょうか?余計に心苦しめられる状況に追い込まれてしまうのではないでしょうか。

今思えばというのは単なる言い訳でしょう。肝心なところに触れると第三者委員会でとか、逃げの一手。これらから、以前からしっかりとした倫理観やコンプライスが確立されていなかったということでうす。このような会見を行って本当に当事者が納得できるのか大きな疑問を抱くしかございません。

社内の常識が社外の非常識というのが、結構存在します。これは「他山の石以て玉を攻むべし」として、零細企業であっても肝に銘じていかなければいけない原理です。

極論すると、事業の目的が何処にあるのかということに尽きるのではないかと思います。利益、売り上げ、視聴率というような小我を目的として、経営をすれば、今回のような人倫を逸脱するような行為は、反省するべき行為であるという認識に至らないと思います。

私たちはそれぞれにそれぞれの目的意識をもって行動しています。また、その位置がどこなのかで、行動の質は大きな差を生むということを改めて感じる会見でした。

事実は闇の中ということなのでしょうね。

2025.01.26

道路は見た目で判断してはいけない。

 不動産の売買で一番気を使うのは接道です。公道であれば制約は少ないのですが、私道であってもどのような道路かによって、再建築ができなかったり、インフラを整備するにあたり、掘削の同意が必要な場合が出てくる。所有者が判明し同意書を取得することが出来れば、いいのですが、生存が不明であったり、企業が倒産或いは解散している場合は同意書を取得することが出来ません。

私道所有者不明の場合、買主様として気がかりの一つに、再建築時における上下水道の引き込み工事ではないでしょうか。下水に関しては下水道法第11条により、道路地権者不明でも公共の福祉が優先されるという観点から工事が可能です。水道工事は原則として受益者負担が原則ではあるものの、現在住宅が存在しているのであれば既設管を再利用することも可能となります。

また、平成9年12月18日の最高裁判例において、位置指定された道路の水道・下水・ガス管などの掘削については、原則として道路所有者の承諾は不要であるとされています。ですが原則不要であるとしても、所有者が現れた場合には、掘削に関しての同意を得ておかなければ後々トラブルが予測されます。

いずれにいたしましても、私道に接道している場合は、入念に調査しトラブルを未然に防ぐ施策が大切となります。「事前の一策、事後の百策に勝る」の言葉を肝に銘じ、道路調査は慎重に丁寧に行うことが大事です。

2025.01.25

タイミングをご縁というのでしょうか?

 本日、中宮山戸町の古家付き土地の売主様とご面談させていただき、売却の担当業者としご用命いただきました。ありがとうございました。

雑談していますと、何とも出会いからタイミングといいますか、偶然が重なったねぇというお言葉をいただきました。最初の出会いは、物件の確認に現地に行ったとき、所有者様が室内のお片付けに偶々、来られていたのがきっかけです。そして、その場でご挨拶をさせて頂き、ご売却のご意志があるとの事でした。年が明けてご挨拶に伺いますと、ちょうど電話しようと思っていたとの事。

それで本日お会いできるお約束をいただきました。私たちの仕事というのは、概ね何度お伺いしてもお留守だったりしてお会いできないケースが多いものです。また、ちょうど売却を検討していたところだ!なんていうグッドタイミングに出会うことはほぼございません。

昨年末、こちらでつぶやいております、長尾家具町二丁目の古家付き土地を購入させていただいた時も、不思議なご縁を頂いたことがございましたが、今回は所有者様が、私に電話して聞いてみようと思ったまさにその時に、私が現れたという事で、強いご縁を感じ競合他社に声掛けせず任せることにしますと仰って頂きました。

人というのは、自分が思ったときに思ったことが起こると、相手と同化するのでしょうか。自分の気持ちを分かってもらっているという安心感が沸き起こるのか、信頼関係が構築しやすくなります。ところが、何度訪問してもいつも忙しい時に来たなぁ!とか、まだ売却する気がないのにどうですか?どうですか?と自分が思っていないことを訴求されると、反対に信頼関係は崩壊する方向に向かうのでしょう。

という事は、お客様が何をどんなふうに思っておられるかを推察し、事前に仮説を立てて訪問し、その仮説をお客様に訴求する力が、これからの営業パーソンには必要条件という事なのではないかと思います。超能力者ではない凡人が、そんな神通力が身につけられるかと思うのですが、思考訓練と実際の体験と場数によって、私は研ぎ澄まされていくと考えております。

ただ、その域に達するには、人が好きだという事が大前提となるのではないでしょうか。

2025.01.24

気晴らし

 人間は気晴らしが必要といわれます。ずっと同じ作業をしていると、飽きてきます。適度に違う事をするとか、違うことを考える事で、気分転換がはかられ新たにまたそれに取り組む気持ちが沸き起こってきます。昔は現代ほど変化のない日々が続いていたのでしょうか、祭りごとで気を晴らしていたのでしょう。普段日常の日々をケとよび、行事や祭りごとの日をハレの日といっていました。

人は、気分が大事という事でしょうか。独房に入れられて何もしてはならないといわれるほど、辛いものはないといわれます。では、気晴らしばかりを追い求めていれば、幸福かというとそうとも言えません。緩急といいますか、緩みすぎると堕落するのが人間です。なかなか複雑で面倒な部分を多く持った生物です。

面倒くさいことがたくさんございますが、それを自己の責務として対応し進化させていくことで、気晴らしにつながる場合があります。それが達成感というものだと思います。ある作業をしていますと、もうしんどい、やめようか!とふと心折れる時でも、結果の巧拙は別としてその気持ちに打ち勝ってやり抜いたときに喜びを満喫し、気晴らしできるのでしょう。

今日も為さねばならないことを為していこう。

2025.01.23

不完全がいい

 イチロー選手が日本人で初めてアメリカ野球殿堂入りを果たしました。ヤンキースの元同僚のジータ選手の方が先に殿堂入りしているのには、驚きました。二人とも満票ではなかったとのことですが、イチロー選手はその方が良かったと。

不完全が良いという感想をあの場面で発することが出来るのは、イチロー選手ならではといった感じを受けました。そして、現在ならもっともっと多くの日本人選手がメジャーリーグで活躍していてもおかしくないのだがという、日本の野球選手への叱咤激励ともとれるメッセージもイチロー選手らしいコメントでした。

己にも厳しく、また周りには切磋琢磨を奨励し、みんなんで高みに登りましょうというリーダーシップが感じられる会見でした。一流選手は一流の監督にはなりにくいといわれますが、イチロー選手なら監督になっても超一流になれるのではないでしょうか。

イチロー選手の言葉を聞いておりますと、リーダーの優しさに、逆に厳しいものを感じるという、最強の組織を作り上げる素質をふんだんに持ち合わせた人ではないかと思えてなりません。厳しさの中に愛情を感じるという、そんな素晴らしい人格を持ったイチロー選手に憧れるばかりです。

企業は商品や製品を作る前に、社員の人格形成にもしっかりと取り組むことが、長期の繁栄を実現する王道なのかなぁと思いました。

企業は人なりですね。

2025.01.20

月夜のウォーキングで思う。

 昨年末から再開した、ウォーキングですが、今のところ挫折せずに続けられています。その理由の一つは、目的が夜の夜空を楽しみたいというのが強くあるからなのでしょう。それと、大好きなキースジャレットのジャズを聴きながら歩いたことで、快適を感じたからではないかと思っています。矢沢のロックでは、冬の夜空を鑑賞しながらのウォーキングは、しっくりこないのです。

そんな中、夜道が月の満ち欠けで、これだけも明るさが違うのかという事を実際に体験できました。1週間前は満月でしたので、足元が明るくはっきりと道の様子が見えましたが、だんだんと月が欠けるに従いすごいもので、明るさが断然違います。街灯が所々あるので、懐中電灯がなくても、難なくウォーキングできます。ありがたいことです。

江戸時代から「月夜ばかりとは思うなよ」という言葉がございます。脅迫めいた意味でつかわれているのですが、当時の灯りの事情を考えますと、まさしく新月前後の夜道は、本当に真っ暗だったのでしょう。夜討ちするには、素性がバレずにできるぐらいの暗さだったのかと思うと、明るい夜道でも平然と犯罪が行われる現代に生きる人間は、罪悪感が希薄しているといえます。

昔から盗人にも三分の理というものがございますが、現代は理の無い世の中になりつつあるのかなぁと、ニュースを見聞きして思う今日この頃です。

2025.01.19

フランスと渋沢栄一

 約二十年ぶりに、福沢諭吉翁から一万円札の顔となったは、渋沢栄一翁。偶々、渋沢栄一翁が書いた「論語と算盤」のある方の書評を読んだときに、渋沢栄一という偉人に新鮮な興味が沸き起こりました。「論語と算盤」は、以前に読んだことがありました。その時の感想は、一般的に言われている志を高くもたず、人の生きる道を外すと、事業が失敗する確率が高くなるというものでした。

ところが、読んだ書評は逆からの発想でした。それは、企業が継続して長期の利益を上げるには、道徳的であらねばならないということです。あくまでも、事業を継続するに至って一番大事なことは、長期利益であるという事です。その長期にわたって企業が利益を確保するには、その事業が道徳的であることが必要条件だという事です。

この考え方は、渋沢栄一翁が、自ら生み出したのではなく、元は18世紀から19世紀前半のフランスで発生した政治的教義に基づいた思想のサン=シモン思想が影響しているとの事。サンシモン主義という思想が、ナポレオン三世時代に存在していたなど、この歳になるまで、これっぽちも知りませんでした。

で、新たに渋沢栄一翁について書かれた著書を読んでみますと、まったくもって今まで持っていた印象とは違う人物でした。人生右往左往しながらも、持ち前の頭脳の明瞭さによって、物事の本質をいち早く洞察し、新しい知識を吸収しそれを知恵に振り替えていくところが何とも羨ましい。日本の資本主義の父といわれるゆえんが腑に落ちました。渋沢栄一の考えの根本は、フランスにあったのかと思いますと、人は見聞を広めなければ立身出世の夢は果たせないのだなぁと当たり前ですが、痛感します。

これを機に他の人物伝を読み漁ってみよう。次は「小林一三翁」を読んでみようっと!