アキバのつぶやき

2024.10.24

おいしい儲け話しはない!

FX投資会社のエクシア合同会社が倒産しました。当社が過去に公表した返戻率(払った金額に対する受け取り金額)によりますと、利回り(年)は、2016年97.4%、2017年43.8%、2018年44.0%、2019年35.3%、2020年38.3%、2021年18.4%との事です。

信じられないリターンです。

しかし、2021年秋頃から当社への出資に関する不信感がSNSなどで広り、2022年春ごろには当社への出資や持分の払戻請求が相次いだため、出資や持分の払戻制限を行っていると公表するなど投資家とのトラブルが表面化していたようです。

人間の欲望には際限がないと言われます。ついつい、儲け話に騙されるというのか、夢を見てしまいます。気がついた時には、取り返しがつかないというのが良くあります。

世の中には、ぼろい儲け話しがないように、濡れ手に粟の仕事も成就しないものです。額に汗をして、コツコツと真摯に仕事に邁進していこう。

2024.10.22

返報性の原理

 相手から何かを受け取ったときに、「お返しをしないと申し訳ない」という気持ちになる心理効果を、返報性の原理といいます。恋愛やビジネスのシーンでよく出てくる言葉です。

ただ、どうでしょう?そこに、見返りを求める心理があるか無いかがポイントのような感じがします。お返しを求めるために行う行為、報酬を目当てにする気持ちでなされる行為がほとんどです。

また、見返りが自己の希望するものと違う、あるいはまったく無ければ、相手の事を罵ったり、憎悪の念をいだきます。人間の心理ですね。

俗世界に生きているかぎりこの呪縛からは抜け出せないのでしょうか?マザーテレサや、ごく一部の達観した人間にしか持ち合わすことができないものなのでしょうか。

「情けは人の為ならず」という言葉があります。

その人を成長させるために、情けをかけず厳しく指導することでその本人の為になると解釈していましたが、他人様に情けを掛けていくことで、己に幸福がやってくるという意味もあると、昔聞いたことがございます。

自己を中心に世間を生きようとすると、そういう心理が発生するのでしょう。

なんとも人間の心理はややこしいですね。

商売、ビジネスの世界で生きていくには、返報性を原理を考える必要があるのでしょうか。それを超越したい気持ちで仕事を遂行していきたいのですが、まだその境地にはほど遠いと感じる今日この頃です。


2024.10.21

直感を信じますか?

 人間のタイプを直感型と論理型の広く二つに分けると、自分はどちらの方のタイプなのだろうか?好みとしたら論理型なのですが、よくよく考察しますと直感型のように感じます。

初対面で会ったその時に感じたことが、事実として後日によくあらわれることがあります。その時は、「いや違う!」と思い直し論理的に仕事を組み立てて、行動するのですが成果につながることがほとんどない。そして、やっぱりあの時の直感が当たっていたという体験を良くします。

これは、こじつけなのかとも思いましたが、自己弁護なしに振り返りますと、そうではないと思うのです。霊感とか第六感というものがございますが、どちらかといいますと、あまり信じないタイプです。

自分の認識できないことは存在しないというのは、人間の傲慢さであるとすれば、目に見えないご縁のようなものが存在するというのが実証できます。よくよく考えますと、電波も空気も自分の目で見ることはできないけれど、ラジオは電波を受信し音声を流しますし、空気があるから私たちは生きていけます。

そう考えると直感を信じ、仕事を設計することも有りではないのかと思うのでした。

2024.10.20

人を変えることはできるのか?

人と対面する時、意識していることは、人の考え思いを変えようとする言葉を発しないことです。よくあるのが、反論であったり示唆であります。「こうした方が良いよ」とか、「それは間違っていますよ」という言葉がそれにあたります。人は、各々にアイデンティーといいますか、持論をもって生きています。

ビジネスで考えますと、マーケットインかプロダクトアウトのどちらが正しいのかということになりますが、どちらが正しいということはなく、仕事観に左右されるのではないかと思っております。自分が良いと信じる製品やサービスを必要としている顧客はどこにいらっしゃるのかを探索すればいいし、逆に顧客のニーズやウォンツを洞察して、それに適合する商品やサービスを創造するのでもいい。

どちらにしても、相手を変えることに注力するのではなく、こちらが創造し変化していくことを前提としているところにポイントがあると思います。そこで私たち零細不動産業者としてどう仕事を設計していけばいいのか考えてみました。


不動産の売却や購入は、ブランド力があり安心感のある大手の会社に依頼する気持ちの強い顧客は、我々がお世話するお客様ではないと定義し活動していくのか、また、顧客が求めている売却・購入のあり方はどのようなものなのかを、日々喧々諤々と話し合い創造し、それを提供していく仕事を我々の仕事とするのかが考えられます。

現実的に考えますと、大手嗜好のお客様を対象外とすることで、零細不動産業者が効率よく生産性の高い仕事が実現できる近道のように思います。ただ一番悩ましいのは、顧客が抱く嗜好が人それぞれであるということです。大手嗜好でないお客様かどうかを見極める洞察を、どうすれば得とくすることが出来るのか、日々研鑽するしかない・・・。

2024.10.19

後知恵

 私たちは、何かと結果から自分の意思決定の巧拙を慮ります。そして、後悔するという後ろ向きの感情に支配されるものです。これは何ともしがたい人間心理なのでしょうか?

そもそも、結果というのはその前に意思決定した後に、様々な想定外の事象が起こり起こるものと捉えれば、不確定要素の塊が結果として表象されると思います。将棋とポーカーの違いは、将棋は相手が意思決定する為の情報が、ほぼ開示されていて開示されていないのは相手の思考だけです。ですので、結構高い確率で起こりうる相手の打ち手が予想できます。だから将棋でアマチュアが藤井棋士に勝つことは、ほぼできないでしょう。

ところが、ポーカーのゲームでは、将棋以上にアマチュアが勝確率は高い。それは、不確定要素が将棋より多いから、偶然という運が大きく左右されるゲームだからです。ということは、人生や仕事においては、不確定な要素の中で、意思決定して前進していかなくてはなりません。こうすれば、必ずこうなるという現実はなく、「まさか」「想定外」という結果が頻繁に訪れるものです。

だから、運というものに、人は魅了され、占いに興じたりするのでしょう。古代から占いが絶えないのはそういう人間心理の中で連綿と受け継がれているのだと思います。私は、占い信じない質です。それは、自身が下した意思決定の良し悪は、誰にもわかず、神のみぞ知ると考えているからです。

結果に拘泥することなく、その時その時の意思決定の質を高める努力を続けることが大事なのかなぁと思います。

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