アキバのつぶやき

2025.03.20

委員会

 世の中には、様々な委員会が存在します。今注目の委員会といえば、兵庫県知事のパワハラ問題に関する、百条委員会や第三者委員会がございます。
そもそも、委員会とはどういうものなのか?辞書を引きますと、「複数の委員からなる合議制の機関を指す。委員とは、機関・団体から選任されて、議論や権限執行を委任された自然人を指す。」とあります。

地方議会が特別に設置する委員会を百条委員会であり、当事者以外の外部の有識者で構成される委員会を第三者委員会となります。だから昨日の第三者委員会は弁護士先生が調査内容を発表し、以前の百条委員会では議員さんが調査結果を発表されました。この度の兵庫県知事のケースではどちらの委員会も同じ調査結果で、知事の行為は「パワハラにあたる」との結果が出されました。

斎藤知事は再選されたので、パワハラ行為は事実無根であったかの認識でいましたが、調査結果では事実としてパワハラが行われていたという事です。こうなりますと、斎藤知事はどういう立場をとることになるのでしょうか。再選したことを上段に、委員会の調査結果に従わず知事を続けていくのか、調査結果を真摯に受け止め、辞職するのでしょうか?議会は辞職勧告を行うのでしょうか?

いずれにいたしましても、この問題で数人の人が自らの手で命をたち、その他の関係者を心を苦しめています。私は、事実は事実として知事ご本人が潔く非を認め、職を辞することが、人としての器を大きくするのではないかと思います。

何事も、執着拘泥することは本人も周囲にも、良い影響を及ぼすことはないということを改めて正念いたしました。

2025.03.17

転職は冒険なのか?

 新聞は定期購読することをやめて10年以上になります。一昔前は、各新聞販売店から勧誘者が飛び込みで訪問してこられましたが、今は訪問されることはなくなりました。手を変え品を変え交渉されたものです。新聞はほぼ休日に行く図書館で一週間分を読むのが習慣となりました。日々の速報はWebですぐ読めるので、紙面を毎朝読む必要性がなくなりました。

私は、日経新聞を主に読むのですが、株式欄や経済面の記事よりも、コラムやエッセイ欄です。興味深いのが、キングカズこと三浦知良氏のコラム、「サッカー人として」がございます。なかなか本質を突いた内容が書かれていて、思わずうなづくことがあります。
それ以外では、紙面下段の広告欄にざっと目を通します。どんな新刊本が出ているのか、面白いキャッチフレーズはないかといった感じで読むのですが、以前から気になるフレーズがあるのです。

それは、「転職を冒険にするな!」というキャッチフレーズです。

私が社会人になった40年近い前は、転職が当たり前ではなく、終身雇用制度が根強く残っていた時代です。ですので、転職することはネガティブにとられがちでした。三度転職したら、まともな職には就けないぞ!いといった会話が交わされていました。転職するのはその人に欠陥があるからという先入観が横行し、転職を繰り返すごとに年収アップは期待できるものではございませんでした。

ところが、現代では真反対で、転職しないほうが能力が劣り、どこかに欠陥がある社員のように見られる時代となりました。それだけ、転職というものに、日本の労働者が抵抗感を抱かなくなってきたということでしょう。それとどうしても私の中で、消化できない転職があります。それは、一度辞めた会社に戻るという転職です。なぜそれができるのか、また企業もどうして許容するのだろうか。

退職する理由にもよりますが、ほぼ職場での人間関係や仕事内容、賃金の劣悪さが原因で、転職を考えるとすれば、元の会社に再就職するというのは理解に苦しむばかりです。転職したものの、元の会社のほうがよっぽど良かったということなのだろう。でも、見切りをつけて或いは啖呵を切って辞職したのだろうから、意地でも転職を成功させようと努力しようとしないのだろうか。

日経新聞のキャッチフレーズは、しっかりと自分のスキルや転職先の状況を分析して、後悔しない転職先を選択しましょう!という意味が込められていると思いますが、安易に元の会社に再就職できる間口が広がっている現代では、「転職で冒険してみよう!」というキャッチフレーズのほうが、時代を反映していると思う私は、ただの天邪鬼なのだろうか。

2025.03.16

人の思考は定義の連続

 美空ひばりの「人生一路」という歌が好きです。何かで知り、YouTubeで聴いてみました。今は本当に便利ですね。すぐに検索して昔の映像が観れます。曲のリズム、メロディーも好きですが、なんといっても歌詞がいい!

♪泣くな、悩むな、苦しみぬいて、人は望みをはたすのさ!♪人生は一度きりで、人それぞれ。そして、自分の人生とは?と自分なりの定義を持とうとします。日々の生活の中にも、何かしら私たちは定義を設けようとします。仕事とは、営業とは、人間関係とは・・・・・。

自分の定義を作ることで、そこに一つの安心と納得感を見出し、けじめをつけるのです。また、それに伴い自分を信じて生きていくことの大事さを知るようになります。「人生とはこうだ!」という唯一ひとつの正解というものは無い世界です。ですので、羅針盤といいますか、指針がなければ、人は不安で一人で歩いて行くことに、心もとないものを胸に抱きます。

自分の今までの人生はどうだったのだろうと、昨日御面談して下さったお客様のお話を聞かせて頂き、ふと考えてみました。感じたことは、過去の辛かった、しんどかった体験は、今を生きる貴重な現実(試練)として必要であったということです。辛さは人によって感じ方は違うのでしょうが、辛さを辛いとストレートに引っ張って、嘆き落ち込むのではなく、感謝と歓喜に置き換える心の変換力を、身につける為にあるのではないでしょうか。

これからは、すべての体験に不平や不満の感情を抱くことなく、川の流れのように歩んでいきたいものです。

2025.03.15

東奔西走!

 昨日は、京都左京区の鞍馬のお客様宅にお邪魔して、見事に生した杉苔を拝見させていただきました。本日は、あいにくの曇り空ですが、琵琶湖湖西の堅田に来ております。ご面談後は、石山方面のお客様のご自宅へ。

まさしく、昨日から東奔西走と車を走らせております。毎日、約100㎞は走ります。さすがに、腰の負担からか強い疲労を感じる毎日です。有難いことですので、不満を言わず安全運転で行ってまいります。

2025.03.14

Spring has come!

 先日の休みの日にいつもコースをウォーキングしてますと、ある公園の人工の小さい池の横を通りますと、カエルの鳴き声がしてきました。カエルの鳴き声というと夏から秋を思い出します。食用ガエルのあの独特の鳴き声が幼少の頃の夜の風物詩でした。

ところが、まだ肌寒いこの時期に、カエルの鳴き声を聞き、ちょっと季節感が分からなくなりました。小さい頃、スギ花粉で苦しんでいた時に、カエルの鳴き声を聞いた記憶が全くないのです。(私の小学生時代は花粉症という名称は無かった)

そもそもカエルが鳴くというのは、繁殖期が到来したからですね。ということは、カエルといっても様々な種類のカエルが存在しますので、この時期に繁殖期を迎えるカエルが、偶々私の散歩コースの池にいたという事だったのか。

無知というのは、いいものですね。たかがカエルの鳴き声ですが、新しい気づきに感動させられました。梅の花が咲き、朝の洗顔で水がぬるんできたと感じますと、もう春は来ています。

これからも、新たな気づきを感じられる感受性を失わないように、好奇心と探求心を養っていきます。