アキバのつぶやき

2025.06.28

なりすましと、なりきるの違い

 ラーメンではないですが、替え玉という言葉があります。過去に替え玉受験で有名になったのは、嘗てたけし軍団に所属していた、なべやかんです。お父さんがなべおさみで、明治大学の受験に替え玉をつかいワイドショーで取り上げられていました。

 替え玉とよく似た言葉で、なりすましということばがあります。マンションの住民になりすまして、大規模修繕会議に出席していた工事会社の社員がいるとのことです。

 「拡大する修繕工事市場 工事知らぬ住民、費用は億円単位 不正も横行」の記事は、分譲マンションの大規模修繕工事市場が拡大する中で、住民が直面する高額な費用と、それに付け込む不正行為について警鐘を鳴らしています。

 特に注目されるのは、首都圏のマンションで、大規模修繕委員会の会議に施工会社の従業員2人が住民になりすまして参加し、住居侵入容疑で逮捕された事件です。彼らは「会社の利益のためになる」と供述したとされています。住民が工事に詳しくないことや、組合運営への無関心などが、業者に不正を働く隙を与えています。
 この「なりすまし」行為は、不動産詐欺で使われる「地面師」の手口を、思い起こさせます。土地の所有者になりすまし、不正にその土地を売却する詐欺集団のことです。

 今回のなりすまし手口は異なりますが、他人に成り済まして金銭的な利益を得ようとする点で共通の危険性が潜んでいます。
実際、大規模修繕工事の費用は1回あたり1.2億~1.5億円、大型マンションでは10億円を超えることもあります。

 国土交通省は、管理組合の利益と相反する立場の設計コンサルタントの存在に注意喚起し、公正取引委員会も特定の工事業者が受注できるよう不適切な工作が行われたり、談合があったりした疑いで調査を進めています。マンションの財産を守るためには、住民一人ひとりの意識と監視が不可欠ですね。

 なりすましは、他人を欺くことが目的ですが、一方で、○○になりきった気分でカラオケを歌うなど、なりきるという行為は、どちらかといいますと、自分をだます要素が強く、のどかで愛嬌がある行為のように思うのであります。

 早くも梅雨が明けましたが、優秀な営業マンになりきって、日々営業に精進していきます。

2025.06.27

新たな空き家活用事例

 過去に人や家族が生活していたお家が、時間とともに誰も住まなくなり、残された人が管理することが出来なくなりますと、放置された空き家となります。営業活動しておりますと、そのようなお家が多くなってまいりました。

 そんな中、都心の古い空き家が、映画やCMのロケ地として注目を集めているようです。誰も住まず、傷みが激しくドアはボロボロ、外階段はサビだらけだったアパートが、意外な形で脚光を浴びているのです。

 特にホラー映画の撮影チームからは「こんなホラー映画向きのアパートが都心にあるなんて驚いた」と好評で、その廃墟のような外観が作品の世界観作りに貢献しています。

 テレビのバラエティー番組やCMのロケ地として使われたり、アパート内部で「昭和の風景」を撮影したりと、これまで数十件もの活用例があり、いずれも大きな反響がありました。
 このアパートを所有する不動産会社ジェーガイア様は、ロケ地検索サイトに物件を掲載し、1時間あたり約2万円で貸し出しているとのことです。ホラー映画のように深夜に及ぶ撮影には割増料金もかかり、放置された物件が固定資産税分をカバーできるほどの収益を生み出しているとのことです。

  これは、使われなくなった物件の有効活用を推進する、「価値再定義」の好例と言えるでしょう。
 「実家ロケ」のように、空き家や空き地をロケ地として提案するサービスも登場しており、これまで価値がないと見られていたものが、新たな需要で輝きを放っています。荒れた雰囲気やさびれた様子がむしろ評価されることで、眠っていた資産が持つ潜在的な価値が再発見されているのです。}

 昔、廃墟となった幽霊ホテルをテレビが放映していたことがあり、一部ではノスタルジーを満喫したいという人にもてはやされたこともありました。この「価値再定義」の動きは、今後も様々な分野に広がりそうな感じがします。

2025.06.26

置き配の是非について

 ネット時代において、物流は欠かせない重要なインフラのひとつとなりました。
先日、毎日新聞に掲載された記事では、国土交通省が「置き配」を標準的な宅配サービスとする案を検討していることに焦点を当てています。

 弁護士の八代英輝氏は、再配達の削減とドライバーの負担軽減の必要性から、この動きに理解を示し、手渡しが有料になることもやむを得ないと考えをあらわしておられます。

 でも、盗難や誤配達のリスクに加え、特に一人暮らしの女性が個人情報を特定されることへの懸念など、置き配に伴う問題点も指摘しており、プライバシー保護のための工夫が必要であると強調しています。

 ドライバーの人手不足や、長時間労働という問題から、配達のやり方の改善が急がれるところです。私のつたない頭で思い浮かんだのは、これから新築するマイホームや集合住宅には、宅配ボックスを義務付けするというのはどうでしょうか。また、既存の住宅では、助成金を出して、宅配ボックス設置の促進を、促すというのもありのように思います。

 いずれにいたしましても、悩ましい問題ですね。

2025.06.24

平和主義者なのか?

 トランプ米大統領が、自身のSNSで「停戦はいま発効した。お願いだから違反しないでくれ」と投稿し、中東情勢に大きな波紋を広げています。トランプ氏は一部では平和主義者ともいわれているそうで、ノーベル平和賞の受賞を目指しているとのこと。ノーベル平和賞は、ビジネスの損得交渉術に長けているだけでは手に入れることは出来ない名誉です。

 イランとイスラエルの交戦が続く中でのこの発表は、両国からの公式発表がないものの、トランプ政権の「停戦合意」と「平和賞受賞」に向けた戦略の一環と見られています。大統領は以前、「イランの報復は弱かった」とも言及しており、その発言の意図にも注目が集まります。
 
 今回の戦争により、原油高が懸念されていましたが、これにより回避できそうで、少し安どしております。ですが、今後の両国の動き、そしてトランプ氏の一連の外交手腕が、中東の平和にどう影響するのか目が離せない状況です。それにつきましてもトランプ氏は、何かにつけて予測できない事を行い、我々をハラハラさせる人物です。

2025.06.23

いつの時代も

 沖縄は「慰霊の日」を迎え、先の大戦末期の激戦から80年の節目を刻みました。
この凄惨な戦闘で失われたかけがえのない命と、今も心に深く刻まれる痛みは、追悼式で改めて共有されました。

 一方で、遠く中東では、トランプ米大統領が「力による平和」を掲げ、イランの核施設に対し「おとりの爆撃機」を含む圧倒的な軍事力を用いた奇襲攻撃を無傷で完遂しました。
 戦争による心の傷と悲惨な記憶、軍事力を背景とした平和への問い。どうも理解に苦しみます。核を使用された日本として80年の節目に、平和のあり方について深く考えさせられます。いつになれば戦争はなくなるのでしょう。

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